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欧州出張(2)ドイツでのカンファレンスでの日本の知名度は??

ドイツでのカンファレンスでの日本の知名度は??

2011年の第1回VDA-qmc主催カンファレンスに発表した時は、約220名の参加者に対し日本人は自分を含めわずか3名しかいなかった。8年経過した今年のAutomotive-sys カンファレンスはざっと数えたところ日本人は、23名ほどとなり、かつ、今年は通訳もつき隔世の感を感じる。
第1回から毎年出席しているのは世界中で自分ぐらいな者で事務局のSさんからは「老師」と呼ばれている。
ちょうど、顎髭も良いかげんになったのも影響していると思う。
日本では、「かなり悪おやじの変人」的、この髭も欧米では人気があり、男女問わずよく触りにくる。ドイツの機能安全推進者から「ホーチミン」と呼ばれている。
これだけ、営業しているので参加費をタダにしろ、と来年はSさんに交渉しよう。

さて、8年を振り返ると、一番情報が得られたのは第1回である。欧米のほとんどのOEM、及びメガサプライヤが話し、日本では得られなかった知見(小谷田の開発活動では当然であるが日本の自動車業界では受け入れられなかった活動、・・・、ソフトウェア開発はASIL-Dが当たり前・・等)が多く得られた。8年経過した今では、新しい知見、というよりも、自分の「考え方が正しい」事の確認の場になっている。
願わくば、日本の若手技術者がカンファレンスで発表し、世界に勝負してほしいと願う。
若手技術者がカンファレンスで発表する姿を夢見て今後生きてゆこうと思う。

欧米ではカンファレンス発表は自社の営業の道具としても使われている。
日本のサプライヤもどんどん発表して世界に名前を知らしめてほしいのだが・・・・、なぜか日本は自社の活動を隠したがる・・・・、結果、若手が成長しない。
自動運転!、とか言葉は立派であるがはるか40年前から我々は考え実現してきたサービスであり新規技術と言える内容はない。
最近の自動車メーカのTVコマーシャルで良く「自動運転」という言葉が出てくるがいい加減なものである。小谷田的には、一般大衆を欺くためのサブリミナルメッセージとしか思えない。
15年前、AHSに関与した時、技術者同士で話し合った結論は、日本の交通事情では自動運転は実現できない、自動運転車がハザードになる、小谷田さんが乗る車が一台あるだけで自動運転は不可能!、と結論付けた。
狭い国土、集中する都市部の交通、狭い路肩、人がいない(かつ、不便な)田舎・・・・等々で自動運転をすることの嬉しさは何か?何のために自動運転が、必要なのか、15年前からまじめに議論してきた技術者からするとハードウェアの劇的な進歩に助けられているだけであるのだが・・・・。
「日本ならではの、狭い国土でカオス状態の交通事情環境での安全な、効果的な自動運転サービス」・・・・、こんな題材で欧米カンファレンスで発表する日が来るのであろうか・・・・。
もし、日本のような環境で死亡事故削減を目的とした本当に市民に役に立つ自動運転サービスが開発出来たら、世界中で採用されるであろう。
※日本のような、一番厳しい環境条件で開発する、・・・・、そうすれば楽な条件では何とでもなると考える、のが技術屋である。

そうすれば、日本のサプライヤさんも生き残れるかも・・・・。